春蚕[ローゼンメイデン・トロイメント ~Character Drama~ Vol.7 薔薇水晶 イメージソング]
作詞:宝野アリカ
作編曲:片倉三起也
捧ぐ贄は ただひとつの戀
わが心 血に染む 紫の
さあ玻璃に閉じ込めなさい
瘕を飾り
曇っていく世界で
もがいてあげる
ひと春を生き抜いて
ひと夏を絶え絶えに
厭かずまた目覚め落ち
水玉の嗚咽から
訪なう指はすべて
あなたとして受け入れ
浮き上がる喉元に
贖罪に痣の亀裂剥ぐ
塞ぐ繭は 踊る影を抱いて
上弦の月下 爪は染む 紅ゐに
見えない針 背中を貫き
動けませぬ
ただあなたを此処から
見上げる為と
幾雫を迎えて
幾片を飲み乾して
何度でも繰り返す
白濁の嘔吐から
あまく曳く糸を繰り
天舞う如地を這い
擦り歩く足元に
桎梏の縄の痕摩れる
ひと春を生き抜いて
ひと冬に凍り死す
そしてまた生まれ落ち
白濁の嘔吐から
あまく曳く糸を繰り
天舞う如地を這い
擦り歩く肘膝に
桎梏の縄の痕涸れる
絹の絲で縊りたくば
願わくは汚れぬ殻のなか
煮えよ燃えよ
ただひとかけ
残りしがわが魂
春蚕(しゅんご)
捧(ささ)ぐ贄(にえ)は ただひとつの戀(こい)
わが心(こころ) 血(ち)に染(そ)む 紫(むらさき)の
さあ玻璃(ガラス)に閉(と)じ込(こ)めなさい
瘕(きず)を飾(かざ)り
曇(くも)っていく世界(せかい)で
もがいてあげる
ひと春(はる)を生(い)き抜(ぬ)いて
ひと夏(なつ)を絶え絶え(たえだえ)に
厭(あ)かずまた目覚(めざ)め落(お)ち
水玉(すいぎょく)の嗚咽(おえつ)から
訪(おと)なう指(ゆび)はすべて
あなたとして受(う)け入(い)れ
浮(う)き上(あ)がる喉元(のどもと)に
贖罪(しょくざい)に痣(あざ)の亀裂(きれつ)剥(は)ぐ
塞(ふさ)ぐ繭(まゆ)は 踊(おど)る影(かげ)を抱(だ)いて
上弦(じょうげん)の月下(げっか) 爪(つめ)は染(そ)む 紅ゐ(くれない)に
見(み)えない針(はり) 背中(せなか)を貫(つらぬ)き
動(うご)けませぬ
ただあなたを此処(ここ)から
見上(みあ)げる為(ため)と
幾雫(いくしずく)を迎(むか)えて
幾片(いくひら)を飲(の)み乾(ほ)して
何度(なんど)でも繰(く)り返(かえ)す
白濁(はくだく)の嘔吐(おうと)から
あまく曳(ひ)く糸(いと)を繰(く)り
天(てん)舞(ま)う如(ごと)地(ち)を這(は)い
擦(こす)り歩(ある)く足元(あしもと)に
桎梏(しっこく)の縄(なわ)の痕(あと)摩(す)れる
ひと春(はる)を生(い)き抜(ぬ)いて
ひと冬(ふゆ)に凍(こお)り死(し)す
そしてまた生(う)まれ落(お)ち
白濁(はくだく)の嘔吐(おうと)から
あまく曳(ひ)く糸(いと)を繰(く)り
天(てん)舞(ま)う如(ごと)地(ち)を這(は)い
擦(こす)り歩(ある)く肘(ひじ)膝(ひざ)に
桎梏(しっこく)の縄(なわ)の痕(あと)涸(か)れる
絹(きぬ)の絲(いと)で縊(くび)りたくば
願(ねが)わくは汚(よご)れぬ殻(から)のなか
煮(に)えよ燃(も)えよ
ただひとかけ
残(のこ)りしがわが魂(こころ)
Shungo
Sasagu nie wa tada hitotsu no koi
Waga kokoro chi ni somu murasaki no
Saa garasu ni tojikomenasai
Kizu wo kazari
Kumotteiku sekai de
Mogaite ageru
Hito haru wo ikinuite
Hito natsu wo taedaeni
Akazu mata mezame ochi
Suigyoku no oetsu kara
Otonau yubi wa subete
Anata to shite ukeire
Ukiagaru nodomoto ni
Shokuzai no aza no kiretsu hagu
Fusagu mayu wa odoru kage daite
Jougen no gekka tsume wa somu kurenai ni
Mienai hari senaka wo tsuranuki
Ugoke masenu
Tada anata wo kokokara
Miageru tame to
Iku shizuku wo mukaete
Iku hira wo nomihoshite
Nando demo kurikaesu
Hakudaku no outo kara
Amaku hiku ito wo kuri
Ten mau goto chi wo hai
Suri aruku ashimoto ni
Shikkoku no nawa no ato sureru
Hito haru wo ikinuite
Hito fuyu ni koori shisu
Soshite mata umare ochi
Hakudaku no outo kara
Amaku hiku ito wo kuri
Ten mau goto chi wo hai
Suri aruku hiji hiza ni
Shikkoku no nawa no ato kareru
Kinu no ito de kubiri takuba
Negawakuba kegarenu kara no naka
Nieyo moeyo
Tada hitokake
Nokorishi waga kokoro